ワールドガイド


大日本帝国

 大日本帝国は1930年代から続く拡張政策によって一時的に北はシベリア・西はインドにわたる広範な勢力圏を築くことに成功したが、第三次世界大戦の結果、滋賀以西および千葉県および東京、神奈川の一部を喪失した。
 戦略爆撃に荒れ、主要工業地域を失った日本であったが、残された人材と資金を集中的に軍事力に投入することで充実した軍備を持つ。代償として過去に築きあげた海外資産の多くをドイツ・ロシアに明け渡し近年はますますドイツに対する依存度が高まっている。
 ドイツの指導によって国家主義的な大衆運動が盛んになっており、その動きと結託した新興官僚群によって軍需省の権威が高まりつつある。資源配分の仲介役が出来たことで陸海軍対立の弊害は少なくなりつつあるが、未だに航空隊は統合されず弊害の解消とは程遠いのが現実である。
 陸海あわせて第一線機は1600機以上、世界最大の軍艦である超巨大空母<播磨>、16個の陸軍師団と単独では日本国を圧倒する戦力を有している。

陸軍
16個師団()内は編成地

近衛師団(新潟)
第一師団(新潟)
第二師団(仙台)  機械化歩兵
第三師団(名古屋)
第五師団(松代)
第六師団(小田原)
第七師団(旭川)  戦車師団
第八師団(弘前)
第九師団(金沢)
第十師団(甲府)
第十一師団(高崎) 戦車師団
第十二師団(会津) 空挺
第十三師団(秋田)
第十四師団(宇都宮)
第十五師団(豊橋) 機械化歩兵
第七九師団(土浦)

※第四師団(大阪)は第三次世界大戦時の反逆のため欠番とされている。

第一線航空機 800機弱

海軍
・空母
  笠置(雲龍型) 搭載機約60機
  阿蘇(雲龍型) 搭載機約60機
  翔鶴(翔鶴型) 搭載機約80機 ジェット機運用可能
  播磨(超大型戦艦改装 基準排水量12万トン) 搭載機約130機 ジェット機運用可能
・戦艦
  日向
  長門
  武蔵
  信濃(大和型3番艦)
・超甲巡(30センチ砲9門搭載)
  高千穂
  穂高
・重巡洋艦(20センチ砲搭載艦)
  那智
  摩耶
  最上
  羽黒
  伊吹(伊吹級、米デモインとほぼ同格)
  筑波(伊吹級)
・軽巡洋艦
  酒匂
  矢矧
  大淀
  石狩(8800t級、大戦後に新造された防空ミサイル巡洋艦)
  留萌(8800t級、ちなみに「るもい」と読む)
  八雲(8800t級)
・駆逐艦
  6個駆逐戦隊 48隻
・潜水艦
  4個潜水戦隊 32隻
・護衛艦艇(海防艦、駆潜艇、掃海艇等の総称)
  3個警備隊  24隻
・水雷艇
  2個水雷隊  16隻
他に海軍連合陸戦隊(1個師団相当が存在する)

第一線航空機 900機弱(母艦機300強)


日本国

 対米戦末期、九州攻防での惨状の噂や資源の枯渇、重税によって関西地方は政情不安定に陥っており、軍の小規模な叛乱や逃亡が相次いでいた。そんな中で東京防衛線の崩壊の報が広まり、師団規模の謀叛が発生し大阪を中心に半独立状態に陥った。こうした背景から滋賀以西は米軍管理地域となった。
 政府設立に至るまでにはいくらかの混乱を経たが、アメリカの指導の下、戦時下の負債を脱して手堅い成長を迎えつつあった。軍備に関してはやや東日本に比べ小規模ではあるが、米軍指導の下に再建が進みつつある。

陸軍
12個師団および教導団()内は編成地
第1師団(京都)
第2師団(津)
第3師団(佐倉)
第4師団(大阪)
第5師団(広島)  海兵編成
第6師団(熊本)
第7師団(鹿児島) 戦車師団
第8師団(岡山)
第9師団(久留米) 空挺
第10師団(姫路)
第11師団(善通寺)
第12師団(小倉)
阿蘇教導団(阿蘇) 戦車師団

海軍
・空母
  凛鳳(改大鳳型・アングルドデッキ改装) 搭載機約60機 ジェット機運用可能
  瑞鶴(翔鶴型)    搭載機約80機 ジェット機運用未改装
  生駒(改雲竜型)  搭載機約60機
  千代田(千歳型)  搭載機約30機
・戦艦
  大和
  甲斐
  尾張(改大和型1番艦、51センチ砲搭載)
・巡洋戦艦
  春日(アラスカ級)
・重巡洋艦
  利根
・軽巡洋艦
  綾瀬(アトランタ級)
  吉良(アトランタ級)
  天満(クリーブランド級)
  鈴鹿(クリーブランド級)
  能代
・駆逐艦
  3個駆逐戦隊 24隻
・潜水艦
  2個潜水戦隊 16隻
・護衛艦艇(海防艦、駆潜艇、掃海艇の総称)
  2個地方隊   16隻

空軍
第一線作戦機 700機前後(母艦機は含まず)


ドイツ第三帝国

 第二次世界大戦の結果、英ソを征服して旧大陸の覇者となったドイツであったが、以後は東方開発や欧州の復興が優先して軍備はスローダウンしていた。そうした中、第三次世界大戦では海と空の支配権を奪われ、米軍にヨーロッパ上陸を許すなど苦戦するが撃退に成功する。直後に米軍による本土核攻撃に晒されて国内に大損害を蒙るも、アメリカ東岸に核ミサイルによって報復し、両国疲弊のうち講和。辛うじて旧大陸の支配者の地位を維持している。
 現在は枢軸諸国への統制を強化し、紛争地域への兵器の輸出によって外貨を調達することが多くなっている。兵器の先進性については世界トップクラスといえる。現総統はデーニッツ。

義勇航空隊先遣隊 Me262HG3×36(佐渡)(練度75)
※限定戦争にとどめたい本国の意向により、介入開始までは自衛を除き防空以外の行動をしない。

義勇潜水艦隊
5個潜水戦隊 40隻

ドイツ太平洋艦隊(ウラジオストク)
・空母
 ザイドリッツ(アドミラル・ヒッパー級重巡洋艦改装、14000tクラス、搭載機は約40機とみられる)
・戦艦
 バルバロッサ(旧ソビエツキー・ソユーズ)
・重巡洋艦
 プリンツ・オイゲン
 リュッツオウ
・駆逐艦
 1個駆逐戦隊 8隻

目下、極東に大規模な陸上兵力は存在しないが、派閥抗争の関係から陸軍・空軍・武装SSが関心を強めている。
最大で2〜3個師団程度の派遣が可能と分析されている。なお、噂によると核ミサイル搭載の1個原子力潜水戦隊が日本を照準しているらしい。


ロシア連邦

 バルバロッサ作戦に敗北したソ連はベリアによるクーデターにより崩壊し、ドイツに領土を大幅に割譲する形で講和した。以後、ヒトラーによって「最良のパートナー」と称されるまでに至った。ベリアに言わせれば「スターリンよりは仕えやすい」らしい。
 第二次世界大戦では国土に大きな損害を蒙ったが、第三次世界大戦では後方地域となり、急速に国力を回復している。米独による核の独占状態が続く中で当面、枢軸の絆は維持されるであろうが、いつまでロシアがドイツに「仕えて」いるのかは不透明な情勢となってきている。ちなみにアルハンゲリスク〜アストラハンのラインが独露の分割点のため、ロシア海軍は唯一太平洋のみが正面艦隊となっている。

義勇潜水艦隊
3個潜水戦隊 24隻

ロシア太平洋艦隊(ウラジオストク)
・空母
  モジャイスキー(旧英商船改造空母アクティブティ、英本土戦でドイツが鹵獲後売却)搭載機15機
・戦艦
  エカテリーナ(ソビエッツカヤ・ウクライナ)
  クロッシュタット(旧英戦艦ロイヤル・ソブリン、英本土戦でドイツが鹵獲後売却)
  セヴァストポリ(旧英戦艦マレーヤ、英本土戦でドイツが鹵獲後売却)
・巡洋艦(25.4センチ砲8門搭載、22000t級。日伊の技術支援によって新造)
  モスクワ
  サンクトペテルブルグ
  ボルゴグラード
  キエフ
  ミンスク
・駆逐艦
  3個駆逐戦隊 24隻

空軍
第1戦闘機大隊 MiG17(Ta183U)×36(練度50)(ユジノサハリンスク)
第1爆撃機大隊 イリューシン28×36(練度50)(ユジノサハリンスク))
※現時点では日本戦線には介入していない。西側の観測では、「介入余力はこれに数倍するが、軍の発言力増大を好まないベリアにその意図はない。ただし、ベルリンの意向によってはこの限りではない」とされる。

東日本に軍用機・戦車等を売却している。
今後介入決定がなされた場合、最大で空挺・戦車を含む数個師団が動員可能とみられる。


アメリカ合衆国

 世界的な軍拡期にあって孤立主義を選んだアメリカ合衆国であったが、1944年のハルゼー大統領の登場によって第三次世界大戦の一方の雄となった。枢軸陣営を追い詰めるものの、欧州上陸で陸軍主力を失い、日本上陸作戦も攻めきれなかった。
第三次世界大戦末期にドイツとの核兵器の応酬を経て停戦となったため、ドイツへの報復感情は強いが、主要都市の被爆とそれに伴う混乱によって装備更新が遅れている面もある。

日本派遣部隊
陸上兵力
第21歩兵師団(館山)
第8歩兵師団(沖縄)
第1騎兵師団(沖縄)
第7戦車師団(沖縄)
第5海兵師団(沖縄)

海上兵力
・空母
 ユナイテッド・A・ステイツ(史実ミッドウェイ型)搭載限界約130機、ジェット機運用可能
 グリート・ブリテン(史実ミッドウェイ型)
 エセックス級7隻 搭載限界約100機、ジェット機運用可能
   ヴァレーフォージ
   リプライザル
   アンティターム
   イントレピッド
   フランクリン
   ハンコック
   キアサージ
 インディペンデンス級6隻  搭載限界約45機、ジェット機運用不可
   インディペンデンス
   カウペンス
   モンテレー
   ラングレー
   カボット
   ライト

・戦艦
 モンタナ級3隻
  モンタナ
  オハイオ
  ニューハンプシャー
 アイオワ級4隻
  アイオワ
  ミズーリ
  イリノイ
  ケンタッキー
・重巡洋艦
 デモイン級2隻
  デモイン
  セーラム
バルチモア級6隻
  シカゴ
  ロチェスタ
  カンザスシティ
  ブリッジポート
  スクラントン
  ピッツバーグ
・軽巡洋艦
 アトランタ後期級3隻
  ジュノー
  スポケーン
  フレズノ
 クリーブランド級8隻
  アストリア
  スプリングフィールド
  バーミンガム
  パナデラ
  トペカ
  ファーゴ
  プロヴィデンス
  ハンチントン
・駆逐艦
8個駆逐戦隊 64隻
・潜水艦
3個潜水戦隊 24隻
・掃海艇
1個掃海隊 8隻

空軍
第一線機 約700機

 韓国でも戦闘が行われているため、陸海空ともに余力は少ないが皆無では無い。特に空軍は装備更新終わり次第、増援を送る方針。なお日本での作戦のために韓国支援任務の艦隊を流用しており、2ヶ月以内に一個空母群を韓国支援に供出する必要に迫られている。


イギリス連邦

 第二次世界大戦において本土を失うが、第三次世界大戦においてアメリカ支援の下で本土を奪回する。ロンドンへの核攻撃・本土での戦乱で本国の国力は大幅に落ちているが、危機を経て却って連邦の一体性が高まっている。近年では第二次大戦中に独立したインドにおいて反ファシズム運動を支援して引き戻しを図るなど外交面での狡猾さは健在である。

現在の日本派遣部隊
・軽巡洋艦
 シェフェールド
・駆逐艦
1個駆逐戦隊 8隻

現在検討されている増援部隊
陸軍1個師団
海軍1個空母艦隊
空軍1個戦闘大隊


その他諸国の情勢
アフリカ、ローデシア以南に英連邦系、大西洋沿岸の一部にアメリカの勢力が残る。
地中海沿岸はイタリア・フランスによって分割。スエズはドイツ直轄管理、中東は親ドイツ系の政権が樹立。
インドは第二次大戦中に英本土陥落を見て独立、親独中立政策をとっている。
中国は独露が兵器市場としての価値を見出したため、軍閥と国民党の泥沼の紛争状態が続いている。
タイ以東の南アジアはアメリカの影響圏にあり、独立が進んでいるが、政情不安は尽きない。
南アメリカは基本的に親連合であるが、アメリカの影響力はそれほど強くない。
朝鮮半島では枢軸の押す北朝鮮と連合の押す韓国による戦争状況となっており、38度線で戦線が膠着している。

東西日本、独・露・英・米以外の国が国家として有効な規模で本戦争に介入することは極めて困難である


※このページのデータはゲーム用の資料であり、掲載されている人物・団体・地名はすべてフィクションです。




inserted by FC2 system